漆は「生活芸術」

ファインアートと生活をはっきり区別していた西洋と異なり、かつての日本では日常生活の中へ自然に芸術を融合させていました。漆芸は自然から贈られた文化遺産であり、善仁の漆器は生活芸術品となることを目指しています。


使い込むほど深まる漆器の艶と味わい

椀の艶の比較使用前の器(左)と小社で10年以上使用しているコーヒーカップ(右)を比べてみてください。漆器は工房で誕生しますが完成させるためには使用することが大切です。漆の美しさが使うごとに増していきます。
また、丁寧に作られた品は修理ができます。驚くほど美しくよみがえった修理品は一層丈夫さを増します。修理についてのお問い合わせも承ります。


漆は史上最強の塗料

漆は史上最強の塗料といわれています。9,000年前の出土品も変わらぬ輝きを保ち、塗膜を溶かす溶剤もありません。一方、生きている器だけに紫外線による劣化もあります。強力な面とデリケートな性質を合わせ持つ漆器は、取扱いの原則がわかれば意外と簡単に愉しめます。japanと呼ばれ世界を魅了した麗しの器で暮らしをアートしてください。


知ってほしい製作情報

鶯宿梅吸物椀漆器は産地ごとに、また同じ産地でも製造元によって品質が異なります。工法や材料、職人名等の情報が多くあれば、取扱いに活かされます。特に塗面は塗り上がり後、時間が立つほど硬度が増していきます。いつ、どこで塗られたか、製作年月、製作者の情報が大切です。