輪島あわびまつり 2018
29日の日曜日、輪島マリンタウンで「あわびまつり」が開催されました。
日本海側で唯一とされる輪島の海女さん達が獲ったアワビやサザエに加え、地元産の鮮魚やお刺身も販売され、その場で焼いて食べられる炭火焼きコーナーも設けられました。
この日は今も迷走を続ける台風12号の影響で、最高気温は輪島観測史上2位の37.9℃!まで上がりましたが、早朝から行列ができるほど遠方からも多くのお客さんが詰めかけ、暑い会場はさらなる熱気に包まれました。
万葉集では「伊勢の海人の朝な夕なに潜くといふ鮑の貝の片思いにして」と詠まれ、また長寿を表すとされ熨斗鮑として使われたりと、アワビは永く日本人に大切にされてきました。ここ輪島でもまずは名産の蒸しアワビ、また輪島塗でもその美しい光沢を持つ貝殻を蒔絵・螺鈿の材料としてよく使うので、私たちにとってアワビはひときわ馴染み深い生き物となっています。岩礁の多い能登半島、舳倉島や七ツ島周辺の海はアワビやサザエの宝庫です。