奥能登最高峰 高洲山の山開き

奥能登で一番高い高洲山(こうしゅうざん、標高567m)。地元では嶽山(だけやま)と呼ばれて親しまれているこの山は、毎年5月8日が山開き。旧暦4月8日の花祭りの日を5月当日とし、その日付から、通称「ゴガヨー」と呼ばれています。


山頂からのご来光

現在山頂には自衛隊のレーダー基地があるため普段は入れませんが、この日はゲートが開放されて新緑の山を巡って登山することができます。未明から登山し、高洲神社と嶽薬師の奥宮に参拝、山頂からご来光を望んだ後、持参したお弁当を楽しみます。古くは自然の霊力を得たいと山岳信仰が行われ、また参詣と同時に座業で足腰が弱くなりがちであった漆器職人たちのレクリエーションと鍛錬も兼ねて登っていたようです


高洲山から眺める輪島市街

頂上付近一帯には能登では珍しいブナ林が鬱蒼と広がり、天気が良ければ富山湾の向こうに立山連峰の素晴らしい眺めも楽しむことができます。


新緑のブナ林

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    商品紹介

    次の記事

    御所車の製作