地震から11日目の状況です
1月12日、今日で地震から11日目となりましたが、未だに余震が続き、輪島市ではライフライン復旧の目処も立たず、避難している人たちは厳しい生活を強いられています。
小社では昨日、最後まで安否不明だった職人とようやく連絡が取れて全員の無事が確認され、皆で胸をなで下ろしました。
工房の調査が進むにつれ、建物、設備や商品の被害は予想以上に大きいことが徐々に明らかになってきました。下地、研物、中塗に使用している建物は使用不能、上塗室の設備も作業ができないほど損傷しています。完成した漆器もほとんどが破損し、商品とならなくなりました。貴重な日本産漆を保管していた倉庫も全壊、また製作に長い時間がかかる輪島塗ですが、その製作途中の品を保管していた建物も全壊し、諦めざるを得ない状態です。
そんな中でも、出社できる社員もまだ少ないのですが、少しずつ片付けや補修作業を進めています。割れた窓を合板でふさいだり、雨漏りの奥急処置などの作業をしています。
先日は、小社社長の大学時代の親友の武部さんがボランティアに駆けつけてくれました。「よみがえれ輪島!」のメッセージが心に沁みます。ありがとうございました。
また、災害ボランティア団体のTEAM B-DASHとTEAM SHIROの方にも、私たちにはなかなかできない作業をしていただきました。本当にありがとうございます。
皆さま、ご無事で何よりです。11月に汁椀4個、頂いたばかりです。山下さんには、30年程前にもお世話になり、大変心配しておりました。必ず復興出来ると信じています。皆さまお身体に気をつけて、頑張って下さい。
小松幸恵さま
コメントを頂戴し、ありがとうございます。
少しずつですが復旧作業を進めております。1日も早く業務を再開できるようにしたいと思っています。
明日は立春ですが、まだまだ寒い日が続きますので、小松さまもどうかご自愛くださいませ。