上塗も開始し全工程が復活しました
ここ輪島でも桜が満開を迎えています。
丘の上にある市内随一のお花見スポット、一本松公園から町を眺めると、瓦屋根にブルーシートが掛けられた家々、マリンタウンに並ぶ仮設住宅の銀色の屋根が見えます。
桜の季節を迎えてようやく工房では上塗りを再開し、これでようやく全工程の作業が復活しました。まだ戻れない職人もおり、下地・研物は仮の作業場なので不便も多いですが、少量でも再び塗りものを作ることができるようになったことは何よりの喜びです。完全な復旧までにはまだ長い時間がかかりそうですが、一歩ずつ進んでいきたいと思っています。
*全工程の復旧について、時事通信社さんのニュースでもご紹介いただいております。
輪島塗の老舗、全工程再開=「何年でも待っています」―手紙回し読み、支えに・能登地震
また、現在実施中のクラウドファンディングも4月30日まで、残り半月となりました。どうか最後までご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
輪島塗の復興を目指して | 震災からの復活にお力を貸してください
私たちは石川県輪島市で輪島塗の製造販売を営んでいます。今回の能登半島地震により、工房と店舗、商品その他に大きな被害を受けました。一緒にものづくりに取り組んできた職人たちも、多くを失い苦境に立っています。輪島塗の未来が危ぶまれる中、工房を再興し輪島塗を未来につなぐための支援を求めています。