工房が動き始めました!

地震のあと生産が止まっていた工房ですが、ようやく工程の一部を再開しました。

こちらは上塗室です。揺れで損傷した塗師風呂(漆を固化させるために入れる室)を修復し、室内の粉塵をきれいに掃除した後、埃が落ち着くのを待ってから試験的に塗りの作業を行いました。

上塗室は温度や湿度の管理が肝心な上に、職人は長年の経験からそこに自らの感覚をプラスして漆の乾き具合を調整します。建物が大きく揺れた上に時間が空いて上塗室の環境がリセットされたので、すぐに最終工程の上塗はせず、途中工程の中塗から始めました。


中塗をした品ものの具合を確認しています

この後徐々に感覚を慣らして様子をみながら、上塗も本格的に始めていきます。

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です