T様邸 四季草花蒔絵 壁面パネル・扉
東京都多摩市にお住いのT様のご自宅の内装をご紹介します。
T様ご自宅の一室の壁2面に渡って、造り付けの飾り棚・洋服だんすの扉と壁面パネルを改装させていただきました。元の扉とパネルはグリーンでしたが、今回の改装では黒呂色仕上げに四季草花蒔絵を施し、お部屋の雰囲気がガラリと変わりました。
工事は2期に分けて行い、まず第1期では右側の秋の景色の扉4枚、続いて第2期で左側の春から夏への景色のパネルと扉7枚を制作しました。
T様ご夫妻のご希望・ご指示をもとに図案のご提案を行い、左面には枝垂れ桜・山吹・藤・菖蒲の春~夏の草花を蒔絵で描きました。右面はお客様の洋食器のコレクションを飾る棚を合間に挟んで、ススキ、萩、女郎花、なでしこなどの秋草を描いています。
間接照明で照らされ、昼は外光が柔らかく差しこんでくるお部屋です。黒呂色(鏡面仕上げ)の漆面にお部屋が鏡のように映りこみ、そこに蒔絵で描かれた金の輝きが美しく重なります。